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山田方谷の藩政改革/山田方谷のセミナー感想2/坂崎いるか、作家への道454

  1. 2008/05/20(火) 19:38:07|
  2. 坂崎いるか、作家への道|
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◇ 山田方谷のセミナー感想/悲劇と絶望の天才/坂崎いるか、作家への道452

先日、非常に楽しみにしていた、岡山の偉人にして、財政、軍事、教育など政治の天才と言われている、山田方谷のセミナー(http://mixi.jp/view_event.pl?id=30121661&comm_id=533587 )に参加してきました。


講師は山田方谷マニアックス の管理人の方で、最初に、山田方谷を評して、悲劇と絶望の天才というようなことをおしゃられていました。

それについては前回の日記 に書いたのですが、今日は彼の藩政改革についてです。


◇ 山田方谷の藩政改革 ですが、彼は松山藩の大蔵大臣の職につくと、すぐさま、藩の財政の把握に努めた。
それによって、当時の備中松山藩(岡山県高梁市)の石高は5万石と言われていましたが、実際の収入は1万9300石あまりで、10万両の借財の利子を返すだけで精一杯の状態であることが分かった。

そして、現状を把握すると矢継ぎ早に改革を打ち出していく。


1、借金の棚上げ…返済、再建策を提示して、債権者である商人の信用を得る。

2、節約令…上級武士を中心に、藩主が率先して、節約令を実施させた。方谷も自分の元々少ない中級武士並みの収入をさらに半減させ、自分の家の支出入を第三者である塩田仁平衛に委任し、家計をガラス張りにした。

大阪にあった米の蔵屋敷を閉鎖し、地元に米の貯蔵庫を作り、飢饉などに備え、領民を安心させ、新田開発を奨励し、新田については無税とし、百姓たちのやる気を起こさせた。


3、「撫育局(ぶいくきょく)」と名付けた役所を新設し、産業の振興を進めた…特に鉄の生産に力を注ぎ、備中鍬などの商品を当時、最大の市場であった江戸に、自前の輸送船を使って直販した。煙草や銅、ゆべし(お菓子)なども拡販していった。地元に鉄鉱山、鉄製品の生産工場を作り、公共事業政策のような効果もあった。

担保になっていた米も鉄や備中鍬などの販売の利益で取り戻し、米相場で高値の時に売られ、藩の財政を潤していった。


4、半値の価値しかなかった藩札(県債のようなもの)をすべて藩が買い取り、河原で燃やすというデモンストレーションを行い、「永銭」という新しい藩札を発行した。
「永銭」は他藩にまで買われる絶大な信用を得て、更に藩の財政を向上させた。

それによって、松山藩は8年あまりで、10万両の借財を、10万両の蓄財に変えていった。


5、方谷は豊かになった財政によって、軍政改革も実施し、500名の武士に加え、農民兵を組織し、フランス式の最新兵器を導入していった。後に、長州藩の奇兵隊のモデルになったという。


◇ 山田方谷の藩政改革は、一見、財政問題にのみの解決によって図られてるという誤解が生じやすいが、事実は上級武士、藩主が率先して節約令を実施し、藩の風紀、道理道徳を正していくことによって、領民にやる気を起こさせて、生きる希望と目標を与えることによって達成された。


山田方谷の理財論 によればこう述べられている。

「為政者は全般を見通す識見を持って大局的立場に立て。一事に係らわって全般を見落とすな。


財政改革といえば、財政の窮乏という、数字の増減、即ち収入の増加と支出の削減をいかにするかということのみにとらわれてしまい、その他のこと(哲学)は財政再建の名のもとに片隅に追いやられてしまいがちになる。

風紀やモラルが荒廃し、教育水準が低下し、社会が閉塞した状態では、いくら財政のそろばん勘定があっていても長続きはしない。
あとで大きな反動が返ってきて、前よりも一層悪い状態に陥ってしまう。


厳しい倹約と緊縮財政だけでは、経済が、社会が萎縮してしまう。額に汗して働く国民が報われ、豊かになるよう、いかにして経済に、社会に活力を与えていくかということに心を砕かなければいけない。

つまり、国民を富ませ、幸福にさせ、活力のある社会をつくることが必要なのである。

国民の立場に立って財政・税制等の社会制度を考えるということである。

そうすれば、自然と財政は豊かになる。



◇ マクロ経済学の常識として、税率を上げると、税収が減るという現象があるという。

今の日本のように、銀行の利子が低く、税率を上げていくと、国民はお金を貯蓄するばかりするようになる。死に金が増える。

バブルの頃は銀行の利子も高く、ほっといてもお金は増えていったので、安心して増えた分の幾らかを使い、さらに景気は良くなっていった。

ロシア、中国、、インド、オーストラリアなどは、偏りがあるににしても、現在、国が富んでいるので、国民はお金を自然に使う。それが日本の中古車、日本食品やブランド物の購買にまで波及している。


◇ 税収を上げようとするなら、年金を特別会計で賄い、国民を安心させ、銀行の利子を上げ、もしくはそれに代わる金融商品を提供し、雇用を増やすような産業振興策を打ち出す必要がある。

具体的にはエタノール燃料などの生産、燃料電池、ロボットなどのエネルギー問題の解決、新産業の育成、食料増産の手法の研究に資源を集中して、つまり、今の社会問題の解決に集中して、世界市民全体を富ます産業の育成が急務である。


たぶん、これができるのは日本の科学技術力のみかもしれない。
ドイツや世界中の科学者とのネットワーク構築により達成するしかないと思う。


そういうことができれば、日本は自然により豊かな国になるだろう。
当たり前か(笑)



◇ ケータイ小説 時の女神〜魔導天使外伝1〜 (5/31賞エントリー締め切り)
小説の締め切り近づいてきました。たぶん、間に合わないので(泣)、文学賞 〆切カレンダー を参考に投稿していきます。


第一章 時を止める男

第二章 三人の追跡者




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◇ レコーディングダイエット日記
◇ 家計管理日記
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いつまでもデブと思うなよ 新潮新書 著者: 岡田斗司夫 出版社: 新潮社
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レコーディングダイエットがブームになって、どうもこのダイエットについての誤解が生まれつつあるということで、著者によるレコーディングダイエットの本質のお話です。

ブログでは、オタキングと呼ばれていた、岡田斗司夫の激痩せの過程が見える。117キロ→66キロで、凄いというか、もう別人です。




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小説 ◇ 
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